放置すると大変なことに


顎の不良状態を長期間放置しておくと、顎関節の関節円板に損傷が起こったり(ボロぞうきんのようにボロボロになったり)、関節の骨である下顎頭が吸収して小さくなってしまったりします。

例えばプロ野球の投手が長年無理をして投げ続けていると、肘に負担が蓄積し靭帯損傷を生じてしまうことがあります。顎関節も同様です。

また、歯並びがいいように思われる方(特に歯を抜いて歯列矯正を受けられた方)にも、顎関節症の発症が見られることが多々あります。この場合、顎の関節の調和の取れた場所に下顎が位置していないために、下顎を動かす度に関節に負担がかかり、症状が出てくるのです。

更に、食べるときだけ右だけをよく使う、その反対に左だけをよく使う(いわゆる「片噛み」)という食べ方を長年していると、その側の顎の動きが極端に小さくなり、顎関節症がさらに複雑になり、一般の歯科治療で行なうスプリント療法や咬合調整では治らない、一時的に治ってもまた再発してしまうという状態を繰り返します。

そして不良な咬み合わせの影響が頭痛、肩・首こり、ときには腰痛を引き起こしたりします。

見えない矯正治療

▲これは正常な顎関節の状態です。下顎頭の上に関節円板が平均に乗っています。関節円板は口の開閉に同調して移動します。

見えない矯正治療

▲これは、正常な状態の写真です。

見えない矯正治療

▲これは、関節円板が前にずれている状態から、開口終了時に、円板がきちんと下顎頭に乗った状態を示しています。

スペーサー

スペーサー

(使用した写真は、大西正俊、他:顎関節症 P87、2003より引用しました。)

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